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ケンブリッジ学生劇団が来日『ロミオとジュリエット』を公演

迫真の演技に惹きこまれた

英国の名門・ケンブリッジ大学の学生演劇団体「ペンブルック・プレイヤーズ」によるシェイクスピアの名作『ロミオとジュリエット』の公演が9月30日、駿河台キャンパス・リバティホールで行われた。

これは国際連携本部が2001年度に開始した「英国研究」活動の一環で、今年で9回目となる。同劇団は1955年の創設以来、多くの著名な作家、俳優、コメディアンを輩出してきた名門。イギリスから持参されたネオンライトバーや風船で彩られた舞台で、若き学生劇団員がエネルギッシュで感情表現豊かな演技を披露し、明大の学生や教職員、一般来場者のみならず、留学生も多数訪れ、公演を楽しんだ。

明大生とのワークショップも開催



『ロミオとジュリエット』の公演に先立ち、同日ペンブルック・プレイヤーズが主宰するワークショップが、リバティタワー地下2階の多目的スポーツルームで開催された。レクチャーはすべて英語で行われ、参加した明大生16名は、本場の演劇を体感するとともに、劇団員5名との交流を深めた。

ワークショップは、劇団員が設定するテーマについて、明大生が全身を使って表現するジェスチャーゲームでスタート。最後は、グループに分かれ、『ロミオとジュリエット』の一場面を各グループが発表し合い、大きな拍手で締めくくられた。

参加した明大生は「演劇の経験がなく、参加する前は不安でいっぱいだったが、劇団員の方や他の参加者が常に明るく接してくれたので、心から楽しめた」と満面の笑みで語った。指導にあたった劇団員たちは、「積極的で英語力が高く、のみ込みも早い。明大生は最初からエネルギッシュで素晴らしかった」と口を揃えた。