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第10回記念大会「お茶の水JAZZ祭」大盛況

10月8日・9日、駿河台キャンパス・アカデミーホールを会場に第10回記念大会としてお茶の水JAZZ祭が2日間にわたって開催された。冒頭、総合プロデューサー、総合司会を務める校友の宇崎竜童氏と阿木燿子氏から、「母校明治大学及び千代田区地域団体の皆様のご後援、関係皆様によるご協賛など多数のご支援により、10周年を迎えることができ、感謝の気持ちでいっぱいです」と謝辞が述べられた。

8日の第1部ではアカペラのJAZZユニットBROAD6が見事な歌声を披露。華やかにトップを飾った。続いてラテンの本家、老舗ビッグバンドの見砂和照と東京キューバンボーイズが登場。来場者は、リーダー見砂氏の巧みな指揮とベテランミュージシャンたちによる熟練のテクニックを堪能していた。第3部では日野皓正クインテットが登場し、前日までのアフリカ公演の疲れも見せず、日野氏による圧巻の演奏と観客も舞台に上げて一緒に楽器を奏でる、これぞJAZZというセッションに会場は一気に盛り上がりを見せた。さらにはJAZZ祭では毎回裏方に徹している宇崎竜童氏を壇上に誘導し、即興による共演も実現。会場から大きな歓声が沸いた。

翌9日の第1部では福原美穂氏が登場し、JAZZからバラードまで圧倒的な歌唱力を披露。美しい歌声に観客は酔いしれていた。続く第2部では人気JAZZシンガーのケイコ・リー氏と超絶な技巧を持つJAZZギタリスト小沼ようすけ氏がユニットで登場。魅惑の歌声とギターの音色に、観客は魅了されていた。そして第3部では、本学軽音楽サークル出身でプロとして活躍している名プレーヤーが集まりお茶の水JAZZ祭B.S.S.O.スペシャルビッグバンドとして登場。軽音楽サークルOB会である楽友会会長の著名ドラマー大隅寿男氏も出演し、お茶の水JAZZ祭の原点の音楽とも言えるスタンダードJAZZナンバーを奏でた。そして恒例のグランドフィナーレでは、両日ともに出演者全員によるその場限りのスペシャル大セッションが実現。会場の盛り上がりは最高潮に達した。

なお、当日運営は「音楽を通じた町おこし」をコンセプトに宇崎氏を道場主として千代田区で活動する明大町づくり道場の学生約40人が担い、本学学生のホスピタリティとその働きに、来場者をはじめ出演者からも大きな賛辞が寄せられていた。音楽を通じた千代田区地域連携活動の柱として、すっかり地域に定着したお茶の水JAZZ祭は、来年の10月にも新たな1ページを刻む。

(社会連携事務室)

初の2日間開催となったJAZZ祭。多数のアーティストが記念大会を盛り上げた