Go Forward

山岳部が遭難者救助で感謝状

感謝状を贈られた山岳部(左から山本宗彦監督、髙柳コーチ、宮武主将、飯田年穂山岳部長)

体育会山岳部はこのほど、南アルプス赤石岳山中で発生した山岳遭難事故に際し、遭難者への迅速な応急措置・救助活動など多大な貢献をしたとして、静岡中央警察署から感謝状が贈られた。

夏合宿中の8月15日、赤石岳東尾根を下っていた山岳部一行は、標高2850m付近で登山者1人が谷に滑落している現場に遭遇。直ちに静岡県警山岳遭難救助隊に連絡を入れるも、雨と霧の影響で現場への到着に時間がかかると推察し、遭難者への応急対応を決断した。同行していた髙柳昌央コーチ、主将の宮武尚史さん(農4)を中心に滑落した登山者を引き上げ、頭や足に負ったケガの応急措置を小清水健人さん(農2)が行うなど、二次遭難に細心の注意を払いながら、迅速な救助活動を行った。

感謝状を手渡した警察関係者は、「現場に居合わせた別の登山者の方が、皆さんの迅速な対応に『さすが、明大山岳部だ』と感心していた。皆さんのおかげで大きな事故にならなかった。ありがとうございました」と感服。髙柳コーチは、「日頃からの備え、トレーニングの大切さを積み重ねてきた結果」と、謙虚に受け止めていた。