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来なんせ、創立者・岸本辰雄のふるさとへ「第52回 全国校友鳥取大会」を開催

会場のすぐそばに鎮座する「岸本辰雄顕彰碑」 「明治はひとつ」と向殿会長

明治大学校友会は11月13日、「第52回全国校友鳥取大会」を鳥取市・とりぎん文化会館梨花ホールで開催した。創立者の一人・岸本辰雄の出身地での開催とあって、日本全国、大韓民国支部から約900人の校友が参集。秋晴れの空の下、笑顔で旧交を温める姿が多数見受けられた。

今回の大会スローガンは「来なんせ、鳥取!創立者 岸本辰雄先生のふるさとへ」。記念式典は、山陰放送アナウンサーの板井文昭氏(1979年政経卒)、テレビ静岡アナウンサーの吉澤美菜氏(2011年政経卒)の校友2人が司会を務めた。冒頭、山岳部OBで世界的冒険家・植村直己氏と同期生の廣江研氏(1964年経営卒)が大会旗を持って入場。国歌および校歌の斉唱、物故校友への黙とうに続き、石谷勇雄大会実行委員長(鳥取地域支部長)が声高らかに開会宣言した。歓迎のあいさつに立った校友会鳥取県支部の三保文嗣支部長は、「今年は、岸本辰雄先生の生誕165周年、明大創立135周年、鳥取に岸本先生の胸像を建立して10周年という記念すべき年。皆様をお迎えできて大変嬉しい」と歓迎の意を表した。

大会会長の向殿政男校友会長は、関係者への謝意を示した上で、「1000人規模の校友が毎年集まって全国大会を開催する。これこそが明大の素晴らしさだ」と熱弁。さらに、「白雲なびく駿河台」「権利自由・独立自治」「我等に燃ゆる希望あり」と校歌の一節を紹介しながら明大の魅力を紹介し、「困難な時には校歌を思い出し、原点に返る。母校への誇りを持ち続けてほしい」と呼びかけた。

続いて、柳谷孝理事長と土屋恵一郎学長が祝辞を述べ、学部新設やキャンパス整備など、近年の本学の歩みを紹介。「現在の繁栄は校友会の皆様の支援があったからこそ。権利自由・独立自治の建学の精神を受け継ぎ、アジアさらには世界に向けて発展させていきたい」(柳谷理事長)、「岸本先生は『時代の変化に対応できる学問』の重要性を謳った。それは現在にも通じる。明大がさらに前進できるように是非、お力添えを」(土屋学長)と、それぞれ力強く抱負を語った。

来賓の平井伸治鳥取県知事、深澤義彦鳥取市長、佐々木晃連合父母会長、創立者ご子孫である岸本幸雄氏からの祝辞の後、全国の校友会支部長を代表して沖縄県支部の宮里博史支部長が登壇。来年11月18日に沖縄コンベンションセンターで開催される、「第53回全国校友沖縄大会」をPRした。

最後に、明大ならびに校友会の発展を祈念して万歳三唱。鳥取県支部の鷲見邦弘副支部長が閉会のあいさつを行い、記念式典は幕を閉じた。