Go Forward

中野で「アカデミックリテラシー教育研修会」を開催

SNSを取り入れた授業方法を紹介する小松准教授

明治大学図書館と教育開発・支援センターは11月10日、「2016年度アカデミックリテラシー教育研修会」を開催した。同研修は、本学におけるリテラシー(論文作成に必要な読み書き能力や情報の活用力)教育に関する情報・意見交換を目的として、2013年度より教職員合同で定期的に開催されているもの。6回目となる今回は、初めて中野キャンパスでの開催となった。

鈴木哲也図書館副館長(法学部教授)が進行役を務め、中野教育研究支援事務室の久保木和義氏が登壇。中野図書館におけるアカデミックリテラシー教育の実施状況を紹介した。

続いて、小松孝徳総合数理学部准教授が「理系学部における『教養』の意義~新設講義『アカデミックリテラシー』の狙い~」、鈴木賢志国際日本学部教授が「国際日本学部初年次教育の現状と課題」と題してそれぞれ講演。小松准教授は、総合数理学部の学生の特性に触れ、リテラシーの底上げを図ることを目的とした新規科目の開講計画を解説。一方、鈴木教授は、論文の引用・剽窃への意識づけを行う国際日本学部独自の取り組みについて話題を展開した。

最後に教育開発・支援センターの阿原一志副センター長(副教務部長、総合数理学部教授)があいさつに立ち、「両学部の先生が紹介された学生の現状や特徴は、図書館にとっても大変有益だったのでは」と締めくくった。