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第4回なかの多文化共生フォーラムを開催



田中区長(右から2番目)も交え、活発に議論

国際日本学部・山脇啓造ゼミナールは12月10日、第4回なかの多文化共生フォーラムを中野キャンパスで開催した。今回は、「グローバル時代の東京~外国人も日本人も住みやすいまちを目指して~」と題して、中野区、中野区国際交流協会、中野区観光協会の協力を得て実施。中野区の田中大輔区長、都市政策推進室の石井大輔副参事をはじめ行政担当者、地域住民、明大生ら約50人が参加し、議論を深めた。

第1部では、留学生と中野区長の懇談会、韓国視察報告、大学生による多文化共生プレゼン大会、中野区の住宅問題に関する調査研究といった、山脇ゼミの今年度の活動についてプレゼンテーションを行い、田中区長から講評を受けた。

第2部では、「中野区の多文化共生を考える~住宅問題の解決に向けて~」をテーマに、石井副参事が中野区のグローバル戦略について報告した。その後、今回初となる参加型のワークショップを企画。参加者4~5人ごとにグループをつくり、中野区におけるゴミの分別問題を事例として取り上げ、家を貸す日本人の管理人サイドと外国人住民サイドの二手に分かれ、問題の解決策について話し合いが行われた。

参加者からは「自分自身の身近な問題として、住宅問題を考えることができた」「グループワークをやることで双方の立場が理解でき、非常に有意義な時間になった」との声が聞かれ、多文化共生の地域づくりを、より真剣に考えることのできる機会となった。

また、田中区長からも「不動産会社への調査等、課題解決に対する積極的な取り組みがとても良かった」と感想が述べられた。

4回目を迎えた本共生フォーラム。普段は関わることの少ない人たちとの間に活発な議論の場が設けられる等、意義深いフォーラムとなった。
(国際日本学部3年 土田 都)