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「日々の努力を積み重ねて」情報メディア部長・町田 富夫

1978年に情報技術担当職員(当時はプログラマーと呼ばれた)として就職して以来、39年間、情報関連部署でITの活用・利用の推進、情報環境の整備に従事してまいりました。就職時の勤務部署であった計算センターは当時の駿河台11号館1階にあり、学園紛争の影響から、厳重な鍵のついた鉄製の扉の奥にありました。コンピュータをもっと学生の身近なものにしたいとの思いを持ったのを覚えています。そんな思いもあって、1982年頃、生田キャンパスに大型計算機を導入した際には、コンピュータ室や端末室をガラス張りにし、今では当たり前ですが、端末室は学生が自由に出入りできるようにしました。また、1987年頃から、「いつでも・どこでも」を合言葉に学内ネットワークの整備が始まりましたが、思いとも重なり、充実した仕事になりました。

本学は、不断の努力を積み重ね、旧記念館に象徴されるようなバンカラ大学から、リバティタワー、アカデミーコモン、グローバルフロントなどカタカナ名の付いた近代的で瀟洒な校舎が立ち並ぶ都市型大学へと大きく発展しました。志願したい大学、就職に強い大学として、入口、出口両面で高い評価を得るに至っております。そのような時代に大学職員として微力ながら業務に従事してきたことは私の人生の宝であり、そのような場を与えてくれた明治大学に、そして、お世話になった多くの方々に深く感謝申し上げます。

明治大学は、「個」を強くし、多様な環境の中で高度な専門的能力を発揮できる人材の育成をビジョンに掲げ、それに向けて、父母会、校友会をはじめ関係者の方々から叱咤激励、ご支援をいただきながら、大学上層部、教職員が一体となり、日々努力を重ねております。今以上に、多くの卒業生が社会で活躍する姿を見ることになるでしょう。それを楽しみに、退職後を過ごしたいと思っております。