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女性の仕事復帰を応援 「もう一度はたらく」を始めよう!

セッション1では白河氏(中央右)から新しい働き方が提案された 企業ブースには20社以上が参加。子連れで相談する姿も

リバティアカデミーは2月22日、離職中女性の復職応援イベント「『もう一度はたらく』を始めよう!」を駿河台キャンパス・アカデミーコモンで開催した。

これは、結婚や出産、介護などを理由に離職後、再就職を望む女性に向けて、文部科学大臣認定「職業実践力育成プログラム」の採択を受けた履修証明プログラムを展開する明治大学、日本女子大学、関西学院大学が協力し、仕事復帰のきっかけを提供するもの(後援:文部科学省、厚生労働省、経済産業省)。

主催者を代表して登壇した牛尾奈緒美副学長(広報担当)は、女性初の弁護士や裁判官を輩出するなど、女子教育に力を入れてきた本学の歴史的背景を紹介し、自身の復職経験を交えながら「今日が明るい未来を拓く1ページになりますように」とあいさつした。

続いて3大学の取り組みが紹介された後、商学部の小川智由教授の進行によるトークセッションが、白河桃子氏(少子化ジャーナリスト)、藤澤秀昭氏(経済産業省経済社会政策室長)、松川隆氏(サイボウズ(株)人事部マネジャー)を招いて行われた。女性の再就職に向けてそれぞれの見解が述べられる中、サイボウズが行う「“自分で働き方を選択する”企業風土」や「男女問わず育休6年」「ママ向けインターン」などの取り組みが紹介されると参加者は熱心に耳を傾け、さまざまな企業で試みが始まっている現状を再確認。「まさにいまが『もう一度はたらく』チャンス」と、実感した様子だった。

午後の部では、仕事復帰した女性5人によるトークセッションが催され、「私たちが『もう一度はたらく』を始めるまで」をテーマに意見交換。本学が実施する「女性のためのスマートキャリアプログラム」の修了生も登壇し、仕事復帰の際に大学での学びが大いに役立ったことなどを語った。

また、育児中の女性を積極的に採用する企業などの相談ブースも設けられ、小さな子供を連れて参加する母親の姿も多く見られた。