Go Forward

ズームアップ 第564回「エネルギッシュなプレーで勝利へ導く」

ホッケー部 橋本 岳樹



不屈の“ガッツマン”が日本一へと導く。U-18(18歳以下)日本代表にも選出されたDFの橋本岳樹(文1=山梨学院)が明大にやってきた。どんな球にも必死に食らいつく思い切りのよいプレーが魅力の橋本は、1年生ながら春季リーグ開幕戦でスタメン出場。今、最も可能性を感じさせるルーキーだ。

一切の妥協は許さない。体を張ってボールを止め、大きな声でチームを鼓舞する。橋本は常に全力でプレーする熱き男だ。チームが勝つために誰よりも懸命に動く。中高共にキャプテンを務めたのは必然だった。
中学時代はホッケー人生において核となる日々だった。「自分がつらい時に何ができるのか考えろ」。中学時代のコーチが口酸っぱく言っていたことだ。そこで持ち味である「体力と“ガッツ”」を武器に誰よりも走り、誰よりも声を出した。その姿は「ずっとシャトルランをしている」と周りに言わしめるほど。つらい練習も「頑張った分だけ力になる」と屈せず取り組む姿は指揮官にも伝わり、一つしか無かったレギュラーの座をつかみ取った。「この経験が今でも生きている」と気迫あるプレースタイルの根底となった。

最強の刺客となる。高校の付属大学である山梨学院大はインカレ2連覇中。日本代表を多く擁しており、レベルはトップクラスだ。だからこそ「大学は違うところに入って倒す」。幼い頃から一緒にやってきた仲間と別れ、新たな道を歩み出した今、「日本一に導ける選手になる」と覚悟は十分。橋本なら必ずやってくれるはずだ。
(はしもと・たかき 文1 山梨学院 165cm・59kg)

文/写真・浜崎結衣(情コミ2)