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土屋学長がグテーレス国連事務総長を表敬

難民問題など明大の取り組みを報告

固い握手で協力を誓う両者(UN Photo / Eskinder Debebe)

土屋恵一郎学長は5月1日、小林正美副学長(総合政策担当)、針谷敏夫農学部長らとともにニューヨークにある国連本部を訪れ、明治大学名誉博士のアントニオ・グテーレス国連事務総長を表敬した。

会談の中で土屋学長は、改めて今年1月の国連事務総長就任に対し、祝意を表すとともに、世界平和への貢献に向けた期待や、本学が実施する難民を対象とした入学試験の現状、国連難民映画祭をはじめ難民問題をテーマに行う本学のさまざまな取り組みについて報告。グテーレス国連事務総長と積極的な意見交換を行った。

今回の訪問を記念して、明治大学から公式キャラクター「めいじろう」のぬいぐるみとともに、臨済宗相国寺派の管長で金閣寺、銀閣寺の住職でもある有馬頼底氏が「知足(足るを知る)」と書した掛け軸を贈呈。土屋学長はこの意味に触れながら、「平和な世界を構築するためには、我々一人ひとりも、世界の国々もこの気持ち(知足)を持つことが必要」と述べ、今後も国際機関と連携しながら国際社会に貢献することを誓った。

本学は2014年11月、ポルトガル首相や国連難民高等弁務官などを歴任したグテーレス国連事務総長の社会的実績や世界平和に向けた人道的課題解決への多大なる貢献を高く評価し、名誉博士学位(第31号)を贈呈している。

「UNHCR難民高等教育プログラム特別入学試験」を実施

明治大学は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)及び国連UNHCR協会との協定に基づき、難民を対象とした入学試験を実施している。学部生として高等教育の機会を提供することにより、当該学生が高い教養と専門性を身につけ、国際社会において平和の構築や社会の発展に寄与することを目的としている。2011年度から実施し、これまでに13人の学生が明治大学に入学している。