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映画『美しい星』の監督・キャストと三島由紀夫を討論

文学部・文芸メディア専攻の特別授業として

文学部伊藤氏貴准教授の講義「小説研究A」の一環で、三島由紀夫原作の映画『美しい星(5月26日公開)』を題材とした特別授業が5月24日、駿河台キャンパス・アカデミーコモンにて実施され、ゲストに吉田大八監督、キャストのリリー・フランキー氏と亀梨和也氏がサプライズで参加。教室は驚きの声と大きな拍手に包まれた。

特別授業では冒頭、伊藤准教授が三島作品では異色とされている『美しい星』について解説。同作がSF小説という点や、当時三島由紀夫が石原慎太郎氏らと「日本空飛ぶ円盤研究会」に所属していたことなど、三島自身の人となりやこれまでの作品、時代背景などを紹介した。

その後、伊藤准教授はゲストへ三島由紀夫のイメージや映画に関する質問を投げ掛けると、吉田監督は原作との出会いについて「大学時代に友人に借りて読んだことがきっかけ」と語り、主演を務めたリリー氏は「作家以上にポップスターとしての印象が強い」と、多彩な活動を行っていた三島由紀夫の人物像について語った。

続いて行われた質疑応答では、学生から多数質問が挙がり、映画化の理由を問われた吉田監督は「原作を初めて読んだときに、その格好良さに衝撃を受けた。いつかこの作品を映像で見てみたいと思った」と当時を振り返った。劇中で突然宇宙人へと覚醒する役を務めた亀梨氏に対しては、“役作り”について質問が及び「最大限の準備をした上で、監督の頭にある映像をしっかり自分で体現することを心掛けていた」と、撮影現場で行われていた演技指導の様子を披露した。

直接質問をした加納めぐみさん(文4)は、「監督やキャストの方々がしっかりと質問に答えてくれたことに感激した。3人からいただいたメッセージは今後の励みになる」と、普段とは異なる授業について、感想を語った。