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農学部・野菜園芸学研究室 アスパラガス新栽培法の成果報告セミナーを開催

セミナーでは「採りっきり栽培」を解説。会場は満席に

農学部野菜園芸学研究室(元木悟准教授)と共同研究先のパイオニアエコサイエンス(株)は4月22日、明大発のアスパラガス新栽培法「採りっきり栽培」の成果報告兼セミナーを生田キャンパスで開催した。

野菜のなかでも人気が高いアスパラガス。しかし、求められる栽培技術の高さや、病害虫や連作障害、輸入品との競合、端境期の供給不足などさまざまな問題を抱えており、生産者の作業負荷が大きいのが現状。そのため、元木准教授が中心となって開発した「採りっきり栽培」は注目度が高く、生産者や試験研究機関などから約190人が参加した。

当日は、まず、北圃場において専用の植え付け器(ホーラー)によるアスパラガス株の定植実演や参加者の定植作業体験、昨年定植したアスパラガスの収穫状況の見学などを通して、「採りっきり栽培」の成果を確認。教室に場所を移して行われたセミナーでは、元木准教授をはじめ研究に携わった学生らが「採りっきり栽培」の手法や事例を解説した。参加者たちは通常よりも大幅に改善された新しい栽培法に興味を示していた。

「採りっきり栽培」



アスパラガスは一般的に10年以上同じ株を栽培し、毎年春ごとに収穫を行う。「採りっきり栽培」では、株を1年間養成したあと、翌春に萌芽する若茎をすべて収穫し、その株の収穫を終了させる。ホーラーを用いた苗の深植えにより大株が養成でき、太ものの若茎の収量が増える。省力かつ低コストで高品質多収を実現でき、高収益が見込める。