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大学院のオープンキャンパス「合同進学相談会」を開催

多くの来場者で埋め尽くされた加藤教授の特別講演会 質問が飛び交う相談ブース

明治大学大学院は5月27日、大学院への進学を目指す在学生や他大学の学生、一般の方を対象に、大学院での学びや進学の意義を紹介する「合同進学相談会」を、駿河台キャンパス・アカデミーコモンで開催した。同相談会には、法科大学院・専門職大学院を含む明治大学大学院全16研究科と、系列法人の国際大学(大学院大学)の2研究科が参加し、教員・大学院生による個別相談や奨学金説明会、施設見学ツアー、現役大学院生によるパネルディスカッションなどを実施。約420人が来場し、会場は熱気に包まれた。

開会のあいさつに立った坂本恒夫大学院長は「未解決の問題に積極的に取り組んでほしい。本日の個別相談では、将来を見据えて質問をぶつけて」と語りかけた。続いて、加藤久和教授(大学院政治経済学研究科)が「大学院で学ぶことの意義」をテーマに特別講演を行った。加藤教授は「将来はAIやロボットの発展により、今までの仕事がなくなるかもしれない。自分をどのように高めていくかが大切。大学院への進学は仕事・就業の機会の拡大、知的能力の養成や達成感につながる」と解説。「高い能力を身に付けて日本を牽引し、世界で戦える人材になるために、ぜひ一歩踏み出してほしい。勉強することに前向きな皆さんを待っている」とエールを送った。

その後行われた「院生生活と助成について」と題したパネルディスカッションでは、留学生や他大学出身者など異なるバックグラウンドを持つ本学の現役大学院生が、研究内容や利用している奨学金、将来の夢などを紹介。学内外のさまざまな奨学金やTA・RA制度、日本学術振興会の特別研究員制度といった金銭的サポートについて、具体的なエピソードを交えて来場者に生の声を届けた。

これらのイベントに続いて行われた個別相談の会場には、研究科ごとに教員・大学院生が質問や相談に応じる相談ブースや資料閲覧コーナーを設置。

進路に悩む学部4年生からは「就職か進学かで迷っていたが、加藤教授の講演を聞いて、大学院に進学したことを生かせる職業に就きたいと思った」「海外か明大を含む国内か、選択肢が多いからこそ本当に自分の学びたい分野がある大学院に決めたい」といった声が聞かれるなど、会場は多くの来場者で活気にあふれた。