当日は、LGBTをテーマとする映画の上映会、第1討論会「同性婚への道~日仏の視点から~」、第2討論会「トランスジェンダーの人々の社会の中での居場所」の3部構成で実施。学内外からの約150人が参加し、ほぼ満員となった会場では、パネリストによる熱のこもった意見交換、活発な質疑応答が繰り広げられた。
法学部の鈴木賢教授が進行役を務めた第1討論会では、フランスの同性婚第一号カップルの男性や日仏の弁護士らがパネリストとして参加。1999年にフランスの民法改正によりPACS(民事連帯契約)が認められるまで約30年かかったことや、日本における同性パートナーシップ制度の理念などが紹介され、急激な変化を求めるのではなく、少しずつ進め、変えていくことの大切さが共有された。
副学長(男女共同参画・障がい者少数者支援担当) 浜本牧子