Go Forward

「海外トップユニバーシティ留学奨励助成金」を新設

1学期で1人あたり最大300万円

スタンフォード大学サマーセッションとの協定調印(中央:小室輝久国際教育センター長・法学部准教授) 対象校のペンシルベニア大学

明治大学はこのたび、世界トップクラスの大学への留学を促進し、本学の教育・研究の高度化およびグローバル化に資することを目的に、「明治大学学生海外トップユニバーシティ留学奨励助成金」制度を新設した。

対象は、本学の協定校で世界屈指の大学である米国・スタンフォード大学、ペンシルベニア大学などへ留学する学生。1学期で1人あたり最大300万円を支給し、授業料や寮費、渡航費といった留学費用の経済的負担の軽減につなげる。2017年度~2020年度までの4年間を第一期として、各年度5000万円、総額2億円を助成する計画である。

助成金は「留学奨励助成金S」と「留学奨励助成金A」の2種類で、「留学奨励助成金S」では、スタンフォード大学のInternational Honors Program(IHP)などへ参加する者に対して、300万円を上限として助成(採用人数は約5人)。一方の「留学奨励助成金A」では、カリフォルニア大学(UCバークレー、UCLA、UCデービス、UCアーバイン)のサマーセッション、ペンシルベニア大学のGlobal Citizen Study Abroad Program(GCP)などへの参加者を対象に、最大100万円を約35人に助成する枠を設けた。

本学は2014年に選定された文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援」事業の構想において、2023年度には単位取得を伴う海外留学経験者数を年間4000人に到達させるとともに、毎年の卒業生8000人を「未来開拓力に優れた人材」として育成することを目標に掲げている。海外留学には、一定の派遣基準(語学能力や学業成績)のみならず、経済的な裏付けも必要である。留学経費の負担増は、留学を断念する大きな要因にもなっており、今回の助成金新設を契機に、海外留学の促進をさらに加速させる。