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リバティアカデミー 校友会寄付講座 「強い自分をつくるマネジメント」を開催

会場を盛り上げた兒玉氏(左)と松永氏の対談

明治大学の生涯学習機関・リバティアカデミーは7月1日、校友会寄付講座「強い自分をつくるマネジメント~今こそ問われる心の在り方~」を駿河台キャンパス・リバティホールで開催。スヴェンソン代表取締役会長の兒玉圭司氏(1957年経営学部卒業)が、経営者としての経験、スポーツ選手・指導者としての経験から得た経営哲学や人生観について、約400人の受講生に語りかけた。

兒玉氏は、明治大学在学中に卓球の日本代表選手として世界選手権に出場し、日本代表監督としても多数のメダルを獲得。その一方で、スヴェンソンの創業者としても手腕を振るい、事業を大きく成長させた。現在は、同社会長に加え、日本学生卓球連盟会長や駿台体育会名誉会長などを務めている。

講座の前半、経営者としての経験を振り返った兒玉氏は、「思いの強さはものすごい力を持っている」と解説。同社の創業時に「目指す会社の姿を明確にイメージして、強い思いを持ち続けた」と経験談を披露し、この思いが挑戦への原動力になったと明かした。

続けて兒玉氏は、「ライフワーク」と語る卓球についてもさまざまなエピソードを披露。指導者として何百人もの選手を育てた経験から、「すべての人にはあらゆる才能があるが、開花させるためには努力が必要。最も大事な素質は努力できることであり、努力は才能に勝る」と力説した。

講座の後半では、司会を務めた松永二三男アナウンサー(1974年政治経済学部卒業)と兒玉氏の対談が行われた。話題が近年の卓球日本代表選手の活躍に及ぶと、受講生として会場を訪れていた体育会卓球部の森薗政崇主将(政治経済学部4年・世界卓球選手権で銀メダルを獲得)が紹介され、会場から大きな拍手を浴びる一幕も。最後に兒玉氏から「東京オリンピックでは中国と互角に戦える。楽しみにしていてほしい」との宣言も飛び出し、講座は盛況のうちに幕を閉じた。