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「和泉国際混住寮(仮称)」を2019年春開設へ

外国人留学生と日本人学生が共に生活する「学びの場」

共用リビングイメージ 南側外観イメージ

明治大学は国際化の推進、共創的学習・教育の推進の一環として、主に文系学部の1・2年生が通う和泉キャンパスに「和泉国際混住寮(仮称)」を整備し、2019年3月の入居開始を目指している。

この国際混住寮は、単なる学生の居住の場ではなく、外国人留学生と日本人学生が学習スペースや交流スペースを共にしながら生活し、国際コミュニティを形成していく「学びの場」として位置付けられる。

居室は、生活の中で交流が自然と生まれるよう6つの個室がリビングやキッチン、トイレをシェアするユニット・タイプ(6室1ユニット)で、計216室・36ユニットを設置予定。各ユニットからアクセスしやすいよう1階中央部には、レストラン、リビング、キッチン、プレイルーム、学習室など共用空間が設けられ、周辺の屋外空間とともに学びのコモンズを重視した構成となっている。

 さらに、共用空間での各種活動が有機的に展開できるよう、寮生として住みながら他の寮生を支援する学生を「レジデント・アシスタント(RA)」「ジュニア・レジデント・アシスタント(JrRA)」として、それぞれ6人、計12人配置。各々のレベルのコミュニティが適切に形成・運営されるよう、日々の生活支援も含めたさまざまなサポートを行う。

また、今回の整備は、大学側への財政的な負担を抑制し、充実した国際混住寮の整備・運営を行うために、建物譲渡特約付きの定期借地権を活用したBOT方式を選択し、外部事業者の力を活用するPFI的手法を本学において初めて採用。今後、本学との密接な連携のもと、事業者が主体的に設計・施工・管理・運営を行う。

本学はこれまでにも、海外からの交換留学生のための宿舎として「和泉インターナショナルハウス」を整備するなど、外国人留学生の受け入れを強化してきた。今回の国際混住寮の開設を契機に、外国人留学生はもちろん、日本人学生の国際的な教育環境を充実させ、大学全体の国際化をさらに加速させていく。

和泉国際混住寮(仮称)概要

所在地 東京都杉並区永福1丁目511番地3
構 造 鉄筋コンクリート造 地上3階建て
建築面積 約3,250m2(予定) 延床面積 約7,400m2(予定)
定 員 36ユニット(1ユニット6人定員)総定員216人