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「就職の明治」の源泉は学生の行動力にあり!

就職キャリア支援部長 舟戸 一治

企業主催のセミナーや採用選考等を通して本学学生を高く評価する企業は多い。3月に開催される学内企業説明会には、延べ60,000人を超える学生が参加するなど、就職活動に励む多くの学生がいればこその評価である。こうした学生を支援するために、就職キャリア支援センターでは、年間200回を超える各種セミナーやイベントを企画・運営している。インターネットを利用した就職情報サイトのサービスには、どの大学の学生でもアクセスすることができるが、他大学では真似のできないサービスが本学の就職キャリア支援センターにはいくつも揃っている。特に「face to face」を重視した就職相談には定評があり、進路に関する相談、エントリーシートの添削、模擬面接等、年間約30,000件の学生相談を扱っている。また、学内企業セミナー等にも多くの企業が参加しているが、本学に寄せられる求人企業件数だけでも年間6,000件を超えている。さらに、就職活動報告書等、蓄積された情報量の多さも就職活動には有利である。

売り手市場といわれる状況にあっても、全ての学生が希望する企業に就職できるとは限らない。人気の高い業界・企業への就職については、これまで同様に厳しい状況が続いている。2019年卒業・修了生を対象とした経団連の「採用選考に関する指針」も、3月1日の広報活動開始と6月1日の選考活動開始となったため、2017年・2018年に続き3年連続で同じスケジュールとなった。しかし、指針では前年と同じスケジュールであったにもかかわらず、2018年卒業・修了生を対象とした動きは、各種調査からも前年より全体的に前倒しになっている。本格的な就職活動シーズンを迎える前から学生向けに実質的な広報活動を行う企業も多く、選考活動を早める企業も少なくなかった。そのため、2019年卒業・修了生を対象とした採用活動はさらに早まる可能性が高いと言われている。

就職活動を行う学生にとって肝要なことは、納得がいく就職先を自分自身の力で見つけることであり、早めに内々定を得ることでも、妥協したまま就職活動を終わらせることでもない。より多くの学生が、就職活動を通して大きく成長し、そして希望する企業に就職できるよう支援していきたい。