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「ラテンアメリカプロジェクト」始動

駐日コロンビア大使ら招きシンポジウム

コロンビアのドゥケ大使が講演 固い握手でプログラムの発展を願う関係者たち

明治大学は10月10日、「ラテンアメリカプロジェクト」シンポジウムを駿河台キャンパス・グローバルホールで開催した。

このシンポジウムは、これまで商学部を中心に推進してきた教育プログラム「ラテンアメリカ異文化交流プログラム」を発展させ、明治大学の国際化におけるラテンアメリカ地域での教育研究活動を体系的に展開するプロジェクトとして立ち上げた「明治大学ラテンアメリカプロジェクト」のキックオフとして企画された。

二部構成となったシンポジウムの第一部では、土屋恵一郎学長が冒頭あいさつに立ち、本プロジェクト立ち上げと研究所構想について説明し、「今日という日をラテンアメリカ諸国との関係強化と研究推進の出発点にしたい」と意気込みを示した。その後、外務省の中野大輔中南米局中米カリブ課課長、駐日ブラジル連邦共和国大使館のアウグスト・ペスタナ公使、駐日コロンビア共和国大使館のガブリエル・ドゥケ特命全権大使による講演が行われ、日本の中南米各国との関係、同プロジェクトへの期待などがそれぞれ述べられた。

第二部のラウンドテーブルでは、ラテンアメリカ異文化交流プログラムを多方面から支えてきた関係者によるディスカッションを実施。協定校教員からのビデオメッセージの後、ブラジルの協定校であるリオ・ブランコ大学から来日中のアレシャンドレ・ウエハラ経済学部教授と学生のジョバンナ・イコマさん、明治大学からは、tks brasil社代表で明治大学ブラジル紫紺会事務局長の平野司氏(2001年政治経済学部卒業)、商学部4年の弓削田サユリさんが登壇し、これまでの活動から得られた知見を披露するなど今後の活動の方向性について意見交換をした。

休憩時間や閉会後も参加者同士の情報交換が活発に行われ、本プロジェクトがラテンアメリカと日本をつなぐネットワークのハブになりうることを予感させる船出となった。

ブラジル日本文化福祉協会とマンガ寄贈に関する覚書を交わす



明治大学図書館とブラジル日本文化福祉協会は10月27日、「明治大学が所蔵するマンガ本等の寄贈に関する覚書」を取り交わした。

これは、ブラジルとの文化交流を促進し、明治大学の教育・研究の振興と国際連携の推進に資することを目的として、ブラジル日本文化福祉協会に対してマンガ本をはじめとする図書資料を寄贈するというもの。当面は1000冊程度の寄贈を予定している。

同日、駿河台キャンパスを訪れた呉屋新城春美会長は、土屋恵一郎学長とともに覚書に署名をした。