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博物館特別展 「鳥取の工芸文化」がオープン

平井知事を招きセレモニー

あいさつに立った平井知事 展示品の解説に耳を傾ける柳谷理事長

明治大学博物館は、特別展「鳥取の工芸文化 手仕事の近世、近代、そして現代」(後援:鳥取県、鳥取県教育委員会、千代田区)のオープニングセレモニーを10月18日、駿河台キャンパス・アカデミーコモン地下1階で執り行った。鳥取県知事の平井伸治氏ら鳥取県関係者と、柳谷孝理事長をはじめとした大学役員・役職者、さらに明治大学博物館友の会の会員ら約50人が出席した。

セレモニーの冒頭、柳谷理事長は、鳥取県が本学の創立者の一人、岸本辰雄の出身地であることを紹介し、「苦労をいとわずに黙々と手作業をする『日本海文化』と、黙々と前へ進むという明治大学の精神が、端的に表れている展示ではないか」とあいさつした。

続いて登壇した平井知事は、昨年の鳥取県中部地震から10月でちょうど1年を迎えたことに触れ、「地震で壊れてしまった窯を何とか直して焼いた上神焼を展示いただくなど、明治大学の細やかな愛情を感じた」と、博物館関係者への謝意を述べた。セレモニー終了後には特別展の内覧会が催され、学芸員の外山徹氏による展示資料の解説が行われた。

この展示は、江戸時代から現代にわたって、小規模ながらも多彩かつ創造性豊かな工芸品として継承・再生されてきた、鳥取県における手工業製品の魅力と歴史を取りあげており、12月17日まで開催される。