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第11回お茶の水JAZZ祭を挙行

盛り上がりが最高潮に達したグランドフィナーレ

10月7日、アカデミーホールを会場に第11回お茶の水JAZZ祭が開催された。冒頭、総合司会の宇崎竜童氏、阿木燿子両氏から、「母校明治大学および千代田区地域団体の皆さまのご後援、関係者の皆さまによるご協賛など多数のご支援により、10年を超えて新たな1歩となる11回目を迎えることができ、心より感謝申し上げます」と謝辞が述べられた。

第1部では気鋭のギターデュオABE-KOBAが出演し、宇崎氏・阿木氏が作曲作詞を手掛けたヒットナンバーを披露。ジャズボーカリストのShiho氏も加わり、スタンダードジャズを熱唱。大いに会場を盛り上げた。

第2部は、日本が誇る老舗中の老舗のラテン・ビッグバンドである有馬徹ノーチェ・クバーナが登場。リーダー淡谷幹彦氏が率いる腕利きの演奏家たちが、熱く明るいラテンソングメドレーを奏で、実力派サックス奏者のユッコ・ミラー氏が共演するなど、世界的に高い評価を受けている独奏に観客も大いに沸いた。

続く第3部では、天才ギタリストとして知られる渡辺香津美氏が、師と仰ぐ84歳の現役プレーヤーである中牟礼貞則氏をスペシャルゲストに迎え出演。超絶ギターテクニックを披露し、聴衆を魅了した。恒例のグランドフィナーレでは、出演者全員によるその日限りのスペシャル大セッションが実現。会場の盛り上がりは最高潮に達した。

なお、イベントの運営は宇崎氏を道場主として千代田区で活動する「明大町づくり道場」の学生約40人が担い、明大生のホスピタリティとその働きぶりに、来場者をはじめ出演者からも大きな賛辞が寄せられた。

音楽を通じた千代田区地域連携活動の柱として、すっかり地域に定着したお茶の水JAZZ祭は、来年10月の第12回に向け、新たなスタートを切った。