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「共創FDワークショップ」「CLMV学生会議」を初開催

CLMVの大学関係者が一堂に会した 国境を越え政策提言をまとめる学生たち

明治大学が2016年度に文部科学省に採択を受けた「大学の世界展開力強化事業」の取り組みの一環として、海外交流大学と連携した「共創FDワークショップ」および「CLMV学生会議」を8月25日~27日の期間、タイ・バンコクに所在する明治大学アセアンセンターにおいて開催した。

同事業採択後、初の実施となる2017年度は、カンボジア工科大学、ラオス国立大学、ベトナム国家大学ホーチミン市人文社会科学大学、ホーチミン市建築大学、ベトナム国家大学ハノイ外国語大学、シンガポール国立大学、シーナカリンウィロート大学、チュラロンコン大学から教員と学生を招へいした。

初日の8月25日には、タイの政府機関The Community Organizations Development Institute (CODI)やNGO機関シーカー・アジア財団を訪問し、政府および民間レベルでのスラム地区への支援についての講義を受けるとともに、視察フィールドワークを行った。

翌26日に実施した共創FDワークショップでは、「都市構想に係る各国の現状と展望」をテーマとする、招聘教員によるプレゼンテーションが行われた後、「アジア型の将来都市構想」に向けた教育力の向上や意識共有に係る活発な議論が行われた。

続いて実施したCLMV学生会議では、明大生と海外交流大学の学生が、4グループに分かれて、「貧困」「交通」「観光」「市民参加」をテーマに討議を行った。討議の結果は政策提言としてまとめられ、最終日に行われたWrap-upセッションにおいて、グループごとに発表された。国、価値観、環境の違いを越えて、ひとつの意見としてまとめることができており、参加学生の能力の高さに驚かされる結果となった。
(国際連携事務室)

「大学の世界展開力強化事業」の明治大学の取り組み

本学の取り組みは「CLMVの持続可能な都市社会を支える共創的教育システムの創造」。ASEANやCLMV諸国の15大学と連携し、日本の過去の教訓を踏まえた「先進的なアジア型の将来都市構想」と、これを実現する「共創的教育システム」を創造することを目的としている。