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日本・アジア青少年サイエンス交流事業「さくらサイエンスプラン」 理工がマレーシア工科大、山東大の学生と研究交流

UTM学生との実験の様子 山東大学学生とのポスター発表の様子

理工学部・理工学研究科は10月、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が実施する「日本・アジア青少年サイエンス交流事業さくらサイエンスプラン」により、海外協定校から教員・学生を招へいし、研究・学生交流を実施した。

本事業は、「未来を担うアジア地域と日本の青少年が科学技術の分野で交流を深め、アジア地域と日本の科学技術の発展に貢献すること」を目的とした交流計画を公募し、理工学部応用化学科の永井一清教授及び同物理学科の小田島仁司教授の計画が採択された。

永井教授はマレーシア工科大学(UTM)から10日間(10月16日~25日)、小田島教授は中国・山東大学から8日間(10月2日~9日)にわたり、それぞれ学部生・大学院生10人と教員1人を招へいした。

UTMとの交流では、日本提案のプラスチックフィルムのISO国際標準化技術を同大学学生が集中的に習得することを目的とし、永井教授の指導および大学院生による補助のもと、実験、測定評価、データ解析等を実施した。

山東大学との交流では、物理学科教員の講義や研究紹介、理化学研究所・情報通信研究機構等最先端研究施設の訪問、両大学学生によるプレゼンテーションや研究のポスター発表等を実施し、学部間協力協定を締結したばかりの同大学との関係が、学生交流協定へ発展することを見据えた内容の交流となった。

いずれも、本学学生・教員と招へい者は科学技術という共通テーマを媒介に英語で積極的に議論を交わし、相互理解・関心を深めるなど、本事業の目的に即した交流が行われた。
(理工学部事務室)