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ジャーナリスト招き「暴走するメディアを読み解く」を開催

「メディア・リテラシー」をテーマに白熱した議論が展開された 「メディア・リテラシー」をテーマに白熱した議論が展開された

リバティアカデミーは10月21日、中野キャンパスでオープン講座「暴走するメディアを読み解く~今、求められるメディア・リテラシーとは~」を開催し、約300人が来場した。

基調講演では、蟹瀬誠一国際日本学部教授が「暴走するメディア」と題して、最近の事件・事故やアメリカ大統領選挙、自身の記者時代の経験や湾岸戦争時のアメリカ情勢に触れながら、その背後にあるメディアの潮流を紹介。「インターネットの登場で情報量が飛躍的に増大し日々降り注がれている今、批判的な視点を持ち、本当の情報を見極めることが重要。そうしたメディア・リテラシーを個々が持たなければならない」と、メディアを読み解く力の必要性を説いた。

続いて行われたパネルディスカッションでは、「メディア・リテラシー」をテーマに蟹瀬教授、ニューヨーク在住のジャーナリストの津山恵子氏、アナウンサーの前田真里氏が登壇した。

津山氏は世界的なポピュリズムの台頭に触れながらアメリカ大統領選挙における報道について紹介し、「事実とは異なるフェイクニュースが、SNSなどで拡散し蔓延してしまう。情報を鵜呑みにせず、情報の発信元をしっかり確認しなければならない」と、メディア・リテラシーを高める方法を解説した。前田氏は、報道の現場における自身の経験から「さまざまな情報が溢れているからこそ、自分の物差し、自分の価値観で物事を考えることが重要」と語った。