秋の全国交通安全運動期間の9月29日、シートベルトの安全性を体験できるシートベルトコンビンサーによる横転体験イベントが、高井戸警察署・武蔵境自動車教習所の協力のもと、和泉キャンパス・第一校舎前で実施された。
学生や教職員を主な対象として企画されたこのイベントは、自動車乗車時の交通事故から命を守るため、後部座席を含めた全座席でのシートベルト着用の徹底などを呼びかけることが目的。道路交通法では、運転席・助手席はもちろん、後部座席もシートベルト着用が2008年から義務付けられているが、2016年の警察庁・JAFの調査によると、一般道でのシートベルト着用率は34.9%に留まっている。
今回のイベントでは、全国に1台しかない縦横360度回転するシートベルト横転体験装置(シートベルトコンビンサー)に乗り込み、山道をドライブ中に崖から転落したという想定のもと、実際にシートベルトがどのように働き、身を守るのかを体感することでき、約70人が参加した。体験した学生は、「足が浮いた状態でもシートベルトによって支えられて驚いた。後部座席で乗車するときも、シートベルト着用を心掛けたい」と、シートベルト着用の重要性を改めて実感した様子だった。
当日は他にも、大型モニター車両での映像展示や白バイの乗車体験、バイク用のエアバック着用体験なども催され、集まった学生は楽しみながらも、交通事故発生時の備えの重要性を感じていた。
(和泉キャンパス課)