歓迎のあいさつで土屋学長は、明治大学の難民支援などの取り組みについて紹介した上で、「多様な課題に対応できる体制を整え、他大学との連携も含めた施策について今後も取り組んでいきたい」と述べた。ナセル部長は明治大学の日頃からの取り組みに謝意を示すとともに「持続可能な開発目標(SDGs)については世界全体で考える必要があり、とりわけ大学の役割は大きい。引き続き明治大学も国連との関係の中でリードしていただきたい」と語った。
明治大学は2010年から国連アカデミック・インパクト(UNAI)に参加。以降、難民高等教育プログラム特別入試における難民学生の受け入れや、UNHCR難民映画祭の開催、多様化する地球規模課題に対応・解決できる人材の育成を目的とした「国際協力人材育成プログラム」を実施するなど、多角的な取り組みを行っている。