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トップメッセージフォーラム2017 

大六野副学長が明大の国際化を紹介



国際化推進の取り組みや成果を紹介する大六野副学長

日本経済新聞社が主催する「大学の約束~トップメッセージフォーラム2017~」が11月20日、イイノホール(東京都千代田区)で行われ、パネルセッションに明治大学から大六野耕作副学長(国際交流担当)が登壇した。

急速なグローバル化、デジタル化が進む日本において、現在求められているのは、「“世界基準”の視点でビジネスやさまざまな社会課題の解決に対応できる人材」であり、次代を担う人材育成のために大学は今、何に取り組んでいるのか、というテーマを掲げ、リクルートマーケティングパートナーズとの共催で行われた。フォーラムには、グローバルに活躍している企業トップと、“世界基準”での教育・研究を進める大学トップが結集し、今後の大学の在り方と次代を担う人材育成について議論を深めた。企業経営・マネジメント層、人材採用・育成担当者層を中心に教育関係者も含め、約350人が来場し、社会における高等教育の在り方に対する関心の高さがうかがえた。

「世界基準のグローバル人材の育成に向けた大学の挑戦」をテーマにした第1部のパネルセッションには、大六野副学長のほか、東北大学理事の花輪公雄氏、広島大学理事・副学長の佐藤利行氏、法政大学総長の田中優子氏、グロービス経営大学院事務局長の廣瀬聡氏が参加した。冒頭、平成26年度文部科学省スーパーグローバル大学等事業「スーパーグローバル大学創成支援(SGU)」に選定された4大学による各大学の取り組みが紹介された後、個別テーマについて議論。「SGU採択から3年経過し、成果や変化はあったか」「世界大学ランキングにおける日本の大学のランキングが低下している中で、今後どのように高め、課題に向き合うか」「大学が企業に求める支援はあるか」など、各大学が抱えている課題や要望について意見が交わされた。

その中で大六野副学長は、明治大学の国際化戦略や短期・長期留学の成果などを紹介し、「どこに行っても正しい知性と自己認識を持ち、自分のメッセージをきちんと相手に伝えられ、協働して問題を解決できる人材を育成したい」と意気込みを語り、「苦しい環境下に自らを置き、その中で変化し、新たな道を見つけ、挑戦できる。挑戦する気持ちこそがどこでも求められるグローバルの力である」と力説した。