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首都圏11地区父母会「就職懇談会」を開催

「見守ることが大切だ」のレクチャーにうなずきメモする父母たち

首都圏11地区父母会(東京都東部・西部・南部・北部・多摩、神奈川県東部・西部、埼玉県東部・西部、千葉県東部・西部地区)は10月21日、駿河台キャンパスで、同地区の3年生父母を対象とする「就職懇談会」を開催。文系学部生の父母約700人、理系学部生の父母約200人、合計約900人が参加した。

この懇談会は、父母が就職に関わる理解を深めることを目的に、学生の就職指導にあたる就職キャリア支援部の全面協力により開催されている。就職に対する父母の不安を少しでも和らげ、親子の対話が得られることを願って1989年から続けられている。

本年度は、輪番制の座長を神奈川県東部地区父母会の中村伸一会長が、副座長を東京都南部地区父母会の小林幸子会長が務め、父母の手による父母のための就活勉強会が開催された。

就職懇談会は2部構成で実施され、第1部では、越川芳明副学長のあいさつに続き、就職キャリア支援部の舟戸一治部長が、就職支援の説明と就職概況等の現状を報告。続き東洋経済新報社編集局の田宮寛之メディア編集委員が「就職活動と企業の採用動向」と題して講演した。

第2部では、文系および理工学部、農学部、総合数理学部の4会場に分かれて、企業の採用活動の流れや就職支援行事の紹介と、内定学生をパネリストに迎えた就職活動体験報告が行われた。

参加父母数は、好調な求人状況もあり昨年より減ったものの、アンケートでは「とても参考になった」「親として子どもを支援する心構えができた」などの感想が多く寄せられた。

首都圏以外でも、北海道、青森県、山形県、秋田県、福島県、愛知県、三重県、岡山県、高知県、香川県、福岡県の各地区父母会が主催する「就職懇談会」が開催され、就職に対する父母の理解、子どもへの支援のあり方を考えてもらう貴重な機会となっている。

また、「就職懇談会」として開催されない地区でも、5月から7月にかけて各地で開催される父母懇談会の中で、就職情報も提供される。2020年夏の東京五輪・パラリンピックに伴い、現1年生世代は「就活の20年問題」も懸念される。正しい理解を得るためにも、ぜひ足を運んでほしい。