Go Forward

徳島大学・徳島県連携講座「板東俘虜収容所とベートーヴェンの『第九』」

参加者全員が一体となって「第九」を熱唱

リバティアカデミーは10月8日、オープン講座として、明治大学・徳島県・徳島大学連携講座「板東俘虜収容所とベートーヴェンの『第九』—日本初演百年の国際交流—」を駿河台キャンパス・リバティホールで開催した。

明治大学と徳島県・徳島大学とは2013年に連携・協力に関する包括協定を締結しており、毎年連携講座を開講している。開催に際し、本学から竹本田持副学長(社会連携担当)、徳島大学から吉田和文理事(地域・産官学連携担当)・副学長、徳島県からは川村章二県立総合大学校本部長がそれぞれあいさつした。

続いて第一部では、南川慶二徳島大学教養教育院教授コーディネーターの下、井戸慶治徳島大学総合科学部教授、井戸田総一郎本学文学部教授、石川栄作徳島大学名誉教授が、それぞれの専門的見地から基調講演を行った。

第二部では、文京区民オーケストラの協力により、板東俘虜収容所において演奏された音楽の再現演奏を実施。さらに、井戸田教授による会場の受講生へのドイツ語の発音指導、明治大学混声合唱団(指揮:松下裕)の学生およびOBOGによる「第九」の模範合唱の後、参加者全体による盛大な合唱が実現した。

続くパネルディスカッションでは、石川氏がコーディネーターを務め、南川氏、井戸氏、井戸田氏に加え、徳島県商工労働観光部国際課の石炉久美子友好交流担当室長が参加。「『第九』百年の国際交流」をテーマに徳島とドイツの関係性についてさまざまな角度から考察がなされ、受講生はその歴史と事実に驚くと同時に徳島とドイツのつながりに思いを馳せていた。
(社会連携事務室)