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山形県天童市で地域連携事業を実施

小学生向け授業や生涯学習フェスティバルに協力

タブレット端末で「アルゴリズム」役を体験する生徒たち

地域連携推進センターは11月22日~23日にかけて、山形県天童市の各所で同市との連携事業を実施した。

22日は、天童市立寺津小学校の4年生および6年生を対象としたプログラミング教育事業を実施。同校は、タブレット端末を用いた情報教育に力を入れており、その一環として、玉木久夫理工学部教授が授業を担当した。テーマは「アルゴリズムを体験しよう」。「アルゴリズム」は、コンピュータやアプリケーションなどに指示を出し、効率的な情報処理をさせる仕組みのことで、生徒たちは玉木教授がプログラミングしたゲームを通じて、タブレット端末に命令し、答えを導く「アルゴリズム」役を体験した。授業開始直後は、聞きなれない言葉に戸惑う様子をみせた生徒たちも、ゲームを進めていく中で、「アルゴリズム」の役割と、それらを応用した論理的な思考を身に着け、最後まで熱心に取り組んでいた。

「宮城浩蔵賞」受賞者によるスピーチ

23日は、「天童市生涯学習フェスティバル」に竹本田持副学長(社会連携担当、農学部教授)および鳥居高地域連携推進センター長(商学部教授)が出席した。当日は、開会行事において「宮城浩蔵賞」の受賞中学生の表彰が行われ、竹本副学長から祝辞とともに、記念品が手渡された。その後、受賞者一人ひとりがスピーチし、約200人の聴衆を前にその喜びと周囲への感謝、今後の抱負を述べた。

続いて、パネルディスカッション「地域にかかわる、地域とつながる~地域の特性を生かした取り組みから学ぶ~」には、鳥居センター長がコーディネーターとして登壇。市内で公民館を基礎とした地域づくりや、次世代の地域リーダー育成に携わっている3人のパネラーからの事例発表に基づき、住民がより一体となって取り組める活動方策などについて、意見交換を行った。その中で、本学の学生「創立者出身地のふるさと活動隊」と地域住民が協働した活動についても言及され、今後の天童市との新たな事業展開にも期待が持てる内容となった。
(社会連携事務室)