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初の海外父母会を設立

第1回 台湾父母懇談会 in TAIPEI



連合父母会は昨年8月26日、台湾台北市にある典華式場で、総勢9名の父母らの参加を得て、第1回「台湾父母懇談会」を開催した。この懇談会の開催は、校友会台湾支部の定期総会に相乗りする形で行われ、頼志明(ライ・シメイ)支部長をはじめ、大学関係者を含む多くの支援と協力によって実現した。

先立って行われた校友会台湾支部総会には、大学を代表して中村義幸教務担当常勤理事、校友会を代表して向殿政男会長が列席。来賓あいさつで中村理事は、「台湾に父母会ができたことは大変喜ばしい」と校友会の協力に感謝の言葉を述べた。また、和泉キャンパスに開設される国際混住寮(2019年3月竣工予定)を紹介しながら、台湾からの留学生をもっと増やしていきたいとの抱負を語った。

続いてあいさつに立った向殿会長は、「校友会も入学制度などのバックアップをしていきたい」と賛同の意を表し、「多様性を認め合い、これからも誇れる母校であるよう努力していこう」と呼び掛けた。

校友会福岡県支部や校友会東京都5支部などからの祝賀に続き、御礼のあいさつに登壇した連合父母会の波多野宏一会長は、同じタイミングで開催されていた、台湾初の国際総合スポーツ大会となったユニバーシアード(2017臺北世界大學運動會)で、卓球の福原愛選手の夫である江宏傑選手などの強豪を破り優勝を果たした森薗政崇(政経4)の応援に出向いたことなどに触れながら、明治大学を基軸とする日台関係のさらなる深化への期待と、関係各位への謝辞を述べた。

すでに一昨年11月に準備懇談会が実施され、台湾父母会員の代表として、翁雅純(オウ・ガジュン,国日3)氏が、台湾父母会代表に選出されていたが、この日の設立懇談会を経て、台湾父母会長として正式に就任した。

中華料理が並ぶ懇親会の丸テーブルでは、「日本企業に就職するためにはどうしたらよいか」「どんな支援が受けられるのか」といった、就職に関する質問が多く寄せられた。台湾で活躍している若手校友が通訳を務めるとともに、自身の経験を語った。日本の父母と同じく、台湾の父母たちも真剣に聞き入っていた。

2018年度の校友会台湾支部総会は11月3日に予定されている。第2回「台湾父母懇談会」も、今回と同様に校友会支部総会と同一日での開催を予定している。

就任あいさつ

台湾父母会長 翁 雅純
2017年、台湾父母会はグローバル化にともない設立されました。日本と台湾は地理的に近く、生活スタイルも似ていて、お互いの文化を尊重し合い友好関係を築いています。140年近くの歴史を持つ明治大学は、台湾でもかなり高い評価と知名度があります。

「権利自由、独立自治」の建学の精神に基づき、自由と自治の精神を養う明治大学では、自主性や個性を身に付けることができます。今後、国際人として両国でそれらを発揮していくことができると思います。

現在、台湾留学生の人数は30数名程度ですが、台湾父母会は異国で勉強している留学生のため、生活を応援し、未来の就職を支援できるよう頑張ります。

どうぞ宜しくお願いします。

第1回 韓国父母懇談会 in SEOUL



連合父母会は昨年10月14日、韓国ソウル特別市にある李相吉音会場で、第1回「大韓民国父母懇談会」を開催。11名の韓国人留学生父母らが参加した。懇談会は、校友会大韓民国の定期総会に相乗りする形で行われ、嚴泰又(オム・テウ)支部長をはじめ、多くの支援と協力によって実現した。

同支部総会の開会にあたり嚴泰又支部長は、昨年7月30日に駿河台キャンパスで催された校友会2017年度定時代議員総会での、村山富市校友会名誉会長の激励の言葉を引用して、「世界の明治大学として、前へ!前へ!と進む」と力強く宣した。また、「韓国父母会が設立されて会が賑やかになった」と父母会設立を喜ぶとともに、「心と心を結んで一生懸命に取り組んでいこう」と述べ、手を取り合って母校である明治大学を賛助していく決意を表した。

続く来賓あいさつでは、校友会の増子眞也副会長、土屋恵一郎学長、飯田和人経営企画担当常勤理事、連合父母会の波多野宏一会長が祝辞を述べた。

父母会名誉会長でもある土屋学長はあいさつで、韓国に父母会が設立されたことを祝賀するとともに、福岡県父母会のOBで組織した「卒紫会(そつしかい)」が、校友会福岡県支部とともに自費交流によって韓国父母との関係を発展させ、今回の設立に大いに寄与したことに触れ、「この多様性や活力が明大の強みだ。ありがたい」と感謝の言葉を述べた。

また、波多野会長も「韓国父母会の設立は、校友会のみなさんのおかげ。これからもよろしくお願いします」と頭を下げた。

すでに、一昨年10月にソウルのロッテホテルで行われた、韓国父母会設立準備懇談会に参加した韓国人留学生の父母たちの互選によって、大韓民国父母会員の代表として李先姫(イ・ソンヒ,国日4)氏が選出されていたので、この日の設立懇談会を経て、同父母会長として正式に就任した。

韓国の伝統料理が並び、店秘伝の味付けカルビが焼かれる懇親会では、参加した韓国父母に対して、校友諸氏の通訳や熱意溢れる説明がされた。「学長は、韓国でいうところの総長です。韓国で学長というと、日本の学部長を指します」などの解説がされるとともに、学長や連合父母会長らと一緒に、あちこちで記念撮影や名刺交換がされるなど、韓国政財界で活躍する校友と父母そして明治大学の絆が新たに結ばれていた。

2018年度の校友会大韓民国支部総会は10月13日に予定されている。第2回「大韓民国父母懇談会」も、今回同様の形式で、同一日での開催を予定している。

就任あいさつ

大韓民国父母会長 李 先姫
私は初代の会長という大役を仰せつかり、大変光栄に思うとともに、不安な気持ちでもあります。まず、日本語の勉強に一生懸命取り組み、明治大学の歴史、その取り巻く環境など紐解いて理解しようとしております。

なぜなら、会長としてその他の父母からの質問、疑問にできるだけ確実にお答えしていきたいからです。私達は、明治大学の韓国人留学生の父母として、明治大学の発展と栄光をお祈り申し上げます。

また、韓国人留学生達が、明治大学の卒業生として世界に羽ばたいていくこと誇りに思います。将来、世界で活躍できる存在になれると確信しております。

私は明治大学連合父母会、韓国父母会の初代会長として大学と韓国人留学生の親和を深めるようしっかり努めていく所存でおります。今後とも大韓民国父母会を温かく見守っていただき、ご指導をよろしくお願い致します。