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鳥取県連携講座 「テレビよ、どこに向かうのか」

読売テレビ番組プロデューサー結城氏と牛尾教授が対談

「情報ライブ ミヤネ屋」など数多くの番組を手掛ける結城氏 対談では華やかだったテレビ隆盛の時代と現在を比較した

明治大学の生涯学習機関・リバティアカデミーは12月6日、鳥取県との連携講座「テレビよ、どこに向かうのか—今でもテレビはメディアの王なのか—」を駿河台キャンパス・グローバルフロントで開催した。

講師は、鳥取県境港市出身で、読売テレビ報道局兼制作局チーフプロデューサーの結城豊弘氏。アナウンサー、ディレクター、プロデューサーを歴任した豊富な経験をもとに、報道の現場や番組制作秘話をはじめ、インターネットやSNSの普及によるテレビ界を取り巻く状況などについて解説した。結城氏は、蓄積されたコンテンツの豊富さや地域に密着した地方局の特性、多角的な事業が展開できる点などテレビの強みを挙げた上で、「もう一度テレビの力を見直して、皆が笑い、泣けるような番組をこれからも制作していきたい」と意気込みを示した。

後半では、結城氏と牛尾奈緒美情報コミュニケーション学部教授(元フジテレビアナウンサー)との対談が実現。テレビ番組とスポンサーとの関係、公共性・公益性・真実性を担保したテレビでの情報発信、メディアにおける女性の位置づけの変遷など、多様化する現代社会におけるテレビが果たすべき役割について意見が交わされた。

対談の終了後も、時間を延長して活発な質疑応答が行われるなど、集まった100人以上の来場者(視聴者)にテレビの魅力を訴え続けた。