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「学恩を深く感じています」中田 重男(旧姓:阿部)(1957年 政治経済学部卒業)

私は1957年に政経学部(二部)を卒業しました。在学中は教育研究部に属し、教育原論を教わった三木先生を顧問に、勉強に励みました。先生のお宅で懇親会を楽しんだことを今も懐かしく想い出します。

教員免許を取り、郷里の山口県萩市でやりたかった教師を29年間勤めました。今の自分があるのは明治大学のお陰だと思っています。学恩を深く深く感じています。

定期的に届く明治大学広報は、様々な情報に接することができ、喜んでいます。なかなか寄付できず、相すまぬ思いがしていました。ですが、創立120周年の募金には協力しました。同郷の知人から「リバティタワーの寄付者銘板にあなたの名前も出ているよ」と聞きましたが、未だに自分の眼で直接確認できないのが残念です。

退職後、ガンとのつきあいが始まり、5つのガンと闘いました。現在も治療中ですが、定期検査ではそれほど心を痛めないで過ごしています。この3月には米寿を迎えました。残り少ない命、僅かですが最後の寄付を致しました。

60年も前のこと、記念館講堂での卒業式で政経学部代表として卒業証書を受けたことは今でも忘れることができません。嬉しい、懐かしい思い出です。