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「表層型メタンハイドレート・フォーラム」を開催

あいさつに立つ松本特任教授

明治大学研究・知財戦略機構ガスハイドレート研究所(代表=松本良研究・知財戦略機構特任教授)は1月26日、2017年度研究成果報告会「表層型メタンハイドレート・フォーラム」を駿河台キャンパス・グローバルホールで開催した。

今回で4回目となる本フォーラムは、2013~2015年度にかけて経済産業省のメタンハイドレート開発促進事業の一部として、産業技術総合研究所の事業委託を受けて日本海周辺で実施した資源探査や、その後の独自の海洋調査で採取した試料とデータの分析・解析によって蓄積された試料・データに基づく研究成果が対象。松本特任教授をはじめ明治大学、東京大学、千葉大学、鳥取大学、東京家政学院大学の研究者による11項目の口頭発表と、多目的室ではポスター発表、ショートプレゼンテーションが行われた。

同研究所は、地球表層に広く分布することが判明したガスハイドレートを総合的に調査・研究するため、2012年に明治大学研究・知財戦略機構の研究ユニットとして設立(2015年から研究クラスター)。各種海洋調査で採取したデータを基に、ガスハイドレートの起源と分布の要因、資源としての可能性と地球環境へのかかわりを明らかにすることを目指している。

さらに、昨年8月6日に研究・知財戦略機構が開催した「明治大学研究フォーラム」でも研究成果を発表し、来場者と活発な議論を行うなど、メタンハイドレートと社会とのつながりを図っている。