Go Forward

ラテンアメリカでは多くの国が日本との関係で今年節目の年を迎えている。明治大学の海外協定校がある国々だけでも、日本メキシコ外交関係樹立130周年、日本アルゼンチン修好120周年、ブラジル日本移民110周年、日本コロンビア外交関係樹立110周年であり、各国でさまざまな記念行事が開催されている。

日本から見れば「地球の反対側」のラテンアメリカは注目されにくく、治安等のネガティブな情報だけが先行しやすい。しかし、日本との100年以上の交流の歴史があり、世界中の360万人超の日系人のうち約213万人が暮らす世界最大の日系人ネットワークを有する親日的な同地域は、大きな経済的潜在力を秘めた重要な投資先でもあることはあまり知られていない。

明治大学にはラテンアメリカ諸国にかかわる分野で教育や研究を行う教員が20名以上在籍している。昨年「明治大学ラテンアメリカプロジェクト」が立ち上がった。各教員の研究や学生交流等を体系的にさらに発展させ、ラテンアメリカの真の姿と魅力を伝えることで、この記念すべき年に華を添えていきたい。