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新地町で植樹祭ボランティア

震災復興と長い交流に向けての第一歩

加藤町長(左)とともに植樹する明大生(中央)

3月25日に福島県新地町で行われた植樹祭に明治大学の学生ボランティア22人が参加した。これは、東日本大震災の津波によって大きな被害を受けた町の沿岸部を防災緑地公園として再生する事業の一環で、当日は早朝から加藤憲郎町長をはじめ、町役場や町民約600人らとともに、ドングリと松の木の苗約5000本を沿岸の斜面に植樹した。

今回のボランティア活動の特徴は町民宅へのホームステイの実施である。木が育つには長い時間を要することから、ボランティア学生有志13人は前日ホームステイする機会を得て、植樹した木が育つように、明大生と新地町民の今後の息の長い交流が出来るような試みがとられた。

参加した3年生は「町内のさまざまな場所を見て、津波による被害がいかに甚大なものだったのかを実感した。さらに、ホームステイ先の方々との交流を通じて、震災のことについてテレビやインターネット、新聞では知ることができなかった事実をたくさん聞くことができた」と語り、現地体験で多くのことを学ぶ1日となった。
(震災復興支援センター・鳥居 高)