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日本建築学会賞2部門で理工学部の学生・教員が受賞

建築家を志す学生たちに親しまれる「レモン展」 逃げ地図作りの手法を紹介するポスター

一般社団法人日本建築学会がこのたび発表した2018年日本建築学会各賞において、理工学部建築学科の小林正美教授が「日本建築学会賞(業績)」を、同じく山本俊哉研究室が「日本建築学会教育賞(教育貢献)」をそれぞれ受賞した。

小林教授は、約40年にわたり開催されている「学生設計優秀作品展—建築・都市・環境」(通称レモン展)への協力が建築設計教育へ貢献していると認められ、レモン画翠、重枝豊氏、学生設計優秀作品展組織委員会との共同受賞となった。なお、同組織委員会では理工学部の大河内学教授、門脇耕三専任講師も主要委員を務めている。

山本研究室は、「逃げ地図づくりを通した世代間・地域間のリスク・コミュニケーションの促進」と題した業績で、日建設計ボランティア部や千葉大学木下勇研究室、一般社団法人子ども安全まちづくりパートナーズと共同で受賞した。

受賞の対象となった逃げ地図は、災害時に高齢者が避難場所まで歩行してたどり着ける経路を、避難時間3分ごとに色分けして避難方向を図示した地図。山本研究室は2012年から東日本大震災の被災地等で継続して研究開発を進めている。