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「哲学専攻」発足記念シンポジウムを開催

来場者は200人を超え注目を集めた(第一部) さまざまな分野で活躍する研究者が討論した(第二部)

文学部心理社会学科に新設された哲学専攻の発足記念シンポジウム「なぜ、今、哲学なのか:発言する哲学、越境する哲学」が4月14日、駿河台キャンパス・リバティタワーで開催された。

冒頭あいさつに立った土屋恵一郎学長は、明治大学における哲学の系譜を紹介し、「哲学専攻の更なる発展を願う」と期待を寄せた。シンポジウムの第一部では、「発言する哲学~大学・路上・カフェ~」と題して、立教大学教授の河野哲也氏、東京工業大学教授の國分功一郎氏、新潟大学准教授の宮﨑裕助氏と哲学専攻から池田喬准教授、坂本邦暢専任講師が登壇。続く第二部では、東京大学名誉教授の末木文美士氏と東京大学教授の中島隆博氏に加えて、哲学専攻の垣内景子教授、合田正人教授、志野好伸教授が「越境する哲学~共生・断絶・歴史~」をテーマに討論を行った。

哲学専攻の新入生も参加したシンポジウムでは、物事の成り立ちや根拠を発見するためのさまざまな手法や、西洋哲学と東洋哲学の歴史的背景などを紹介。短期的な営利が優先されがちな現代において、明治大学が哲学専攻を開設する意義、「なぜ、今、哲学なのか」という問いについて、多角的な視点から議論が深められた。

シンポジウムの詳細は、以下のサイトでご覧いただけます
http://www.kisc.meiji.ac.jp/~philo/report/2018/0414