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世界銀行副総裁による特別セミナーを開催

学生からの質問にも丁寧に対応したフェッロ氏

国際連携本部は6月7日、世界銀行と共催で同行副総裁のマニュエラ・フェッロ氏を招いた特別セミナーを駿河台キャンパス・グローバルフロントで開催した。

これは、貧困削減と持続的成長の実現に向けて途上国政府に対し、融資・技術協力・政策助言を提供する国際開発金融機関である世界銀行が、明大生に対して国際協力分野でのキャリアに興味関心をもってもらうことを目的に企画したもの。学部生や大学院生、留学生ら約170人が参加した。

セミナーでは、世界銀行の業務政策・被支援国サービス担当副総裁であるフェッロ氏が「未来に向かって:経済開発の課題と機会」と題して講演。途上国をはじめ世界が直面する課題や、その中で世界銀行グループが果たすべき役割などについて説明した。さらに人的資本への投資や自然災害や経済危機への対応などに言及し、2030年までに目指す貧困撲滅と繁栄の共有について学生たちへメッセージを送った。その後の質疑応答では、学生から英語による質問が多数寄せられるなど、活発な議論が交わされ、大いに刺激を受けるセミナーとなった。

終了後には、フェッロ氏と世界銀行グループ関係者が大六野耕作副学長(国際交流担当)と政治経済学部の武田巧教授、堀金由美教授と懇談し、今後の連携に向けた意見交換が行われた。