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連合駿台会寄付講座「『コミュニケーション』~AIにも代替できない対話力~」を開催

グローバルな視点で対話の重要性を訴える榎本氏

明治大学の生涯学習機関・リバティアカデミーは6月14日、連合駿台会寄付講座「『コミュニケーション』~AIにも代替できない対話力~」を駿河台キャンパス・グローバルホールで開催した。

講師は、東京電力ホールディングス(株)で今年3月末まで執行役員、ソーシャル・コミュニケーション室長を務め、現在は(株)日立製作所のエグゼクティブ・コミュニケーション・ストラテジストである榎本知佐氏(1984年法学部卒業)が担当。同氏がグローバルに活躍してきたこれまでのキャリア、とりわけ東京電力での取り組みなどを基に、「コミュニケーション」の重要性が紹介された。

今後はさらに人工知能が進歩し、活用される範囲も飛躍的に拡大することが想定されるが、その中にあっても榎本氏は「自分が誰に何を伝えたいのか、その思いを見つめることが重要であることは変わらない」と言及。その上で、共感を得たいのか異なる意見を聞きたいのか、理解を求めるのかアドバイスに留めるのかなど、「相手の思いもしっかり受け止めることができる“対話”こそが、AIに代替できない部分だ」と締めくくった。

その後の質疑応答では、これまでに培ってきたビジネスマインドや今後のビジョンなども話題に上がり、来場者は熱心に耳を傾けていた。