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聖マリアンナ医科大と共同研究会を開催

共同研究の経過を報告する納冨教授 14種類の研究ポスターが展示された

2018年度の「明治大学・聖マリアンナ医科大学共同研究会」が7月21日、川崎市の聖マリアンナ医科大学・教育棟で開催された。両大学の抱える研究ニーズ(需要)とシーズ(種)に関する報告会やポスターセッションを通して、双方の研究への理解と新たな共同研究の発足を促すことを目的にした同研究会は3回目となる。

開会のあいさつには、聖マリアンナ医科大学の尾崎承一学長と明治大学の久保田寿夫理工学部長が登壇し、それぞれ両大学の研究のマッチングに対して期待を述べた。

続く第一部では、両大学の共同研究に関する経過報告が行われた。今回は、「アメリカンフットボールにおける頚部外傷-頚椎への力学的負荷との関連-」について聖マリアンナ医科大学助教の室井良太氏が、「アメリカンフットボール時に発生する脳振盪に対する力学的アプローチ」について本学理工学部の納冨充雄教授が概要を説明し、医工連携の可能性を示した。

第二部は、両大学7人の研究者から共同研究ニーズおよびシーズに関する報告が行われた。本学からは、梶原利一理工学部准教授、相澤守理工学部教授、本田みちよ理工学部准教授、乾雅史農学部専任講師、山口智彦研究・知財戦略機構特任教授が、医療の現場での応用が期待される5つの研究テーマについて紹介。第三部の若手研究者によるポスターセッションを含めて、両大学の研究者間で活発な意見交換が行われた。

両大学は2013年7月、教育・研究活動の連携の推進を目的とした大学間交流に関する包括協定を締結。以降、教員同士による共同研究も着実に進展をみせるなど、今後もさらなる連携が期待されている。