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障がい学生学習支援チームが音声認識アプリ「UDトーク」利用講習会を実施

会話がリアルタイムに日本語・英語で字幕化される優れたアプリを紹介

明治大学教務事務室の障がい学生学習支援チームは7月12日、音声認識アプリ「UDトーク」の利用講習会を駿河台キャンパスで開催。教務事務部や学生支援部、国際連携部など学生関係部署から職員約20人が参加した。

音声認識アプリ「UDトーク」は、音声認識技術を使うことにより、会話やスピーチをリアルタイムに文字化し、スマートフォンなどで字幕を読むことができるというもの。アプリをダウンロードするだけで利用できる手軽さもあり、教育機関における聴覚障がい学生へのノートテイクの補助手段としての活用が広がっている。加えて、多言語間の翻訳機能や読み上げ機能も実装しているため、このアプリを利用した外国人対応も可能。障がい者、外国人を区別せずにコミュニケーションができるユニバーサル・デザインな機能を備えている。

当日は、当アプリの開発者である青木秀仁氏(Shamrock Records(株)代表取締役)を講師に招き、実際にスマートフォンを操作しながら、各種機能説明が行われた。参加者たちは、実践をとおして理解を深め、現場における円滑なコミュニケーションに役立てようとしていた。

障がい学生学習支援チーム

身体の機能に障がいのある学生の支援を目的に、2012年5月、駿河台キャンパス・教務事務室内に設置。専任職員を含むスタッフ4人が学習支援活動を行っている。

【主な支援内容】
視覚障がい・・・授業で使用する資料の拡大コピーやテキストデータでの提供、支援機器の貸し出し等

聴覚障がい・・・授業内容を文字で伝えるノートテイカー、パソコンノートテイカーの養成と手配、映像教材の文字おこし等

肢体不自由・・・自分でノートをとることが困難な場合、ノートテイカー、ポイントテイカーの手配。授業で使用する机やいす等の配慮等

共通事項・・・・個別相談、授業担当教員や学部事務室等の職員との連絡調整等