肝っ玉姉さん「グローバル人材」を語る 学長特任補佐 堀江正彦
中村氏は、1992年に商学部を卒業後、父親の経営するスーパーマケットが倒産したため、父親の借金返済をしながら、母親から引き継いだ酒販売店を4年で年商3億円の事業に戻したビジネス・ウーマンである。
彼女はそれに飽き足らず、ボランティア活動に身を投じ、緊急医療団体であるNGOに参加した後、「国境なき子どもたち」の現地派遣スタッフとしてフィリピン、ヨルダンに赴任。路上生活や人身売買や虐待にあっている子どもたちを救う仕事に精を出した。2010年にフィリピンで「ユニカセ・コーポレーション」を設立し、青少年育成事業をスタートして逆境にあった青少年たちに職を与え、立派に自然食レストランを運営させている肝っ玉姉さんである。
彼女はそれに飽き足らず、ボランティア活動に身を投じ、緊急医療団体であるNGOに参加した後、「国境なき子どもたち」の現地派遣スタッフとしてフィリピン、ヨルダンに赴任。路上生活や人身売買や虐待にあっている子どもたちを救う仕事に精を出した。2010年にフィリピンで「ユニカセ・コーポレーション」を設立し、青少年育成事業をスタートして逆境にあった青少年たちに職を与え、立派に自然食レストランを運営させている肝っ玉姉さんである。
「異文化の中で生き抜く力とは」と題して行われた講義では、自らの体験談の後、現場ではグローバル感覚を持った日本人スタッフがますます求められていることを指摘。日本人に必要な要素として、コミュニケーション力、調整力、交渉力、判断力、責任感、想像力、実行力、柔軟性、人脈などがあることなどを紹介し、これらを有する「人間力」のある人になってほしいと、学生たちに檄を飛ばした。
学生からは、「臥薪嘗胆の人生を送ってきた中村理事長は半端じゃない」と感嘆のため息を漏らしつつ、どのようにすればそうした要素を強くしていけるのか、苦難を克服していく秘訣は何かなど、多くの質問が続いた。中村氏は、「情熱を失わず、めげることなく前向きに努力していけばきっと救われる時が来ると信じて人生を送ることが重要」と語り、学生たちも大いに刺激を受けた講義となった。先輩の肝っ玉姉さんに続く後輩が育ってくることを期待したい。
学生からは、「臥薪嘗胆の人生を送ってきた中村理事長は半端じゃない」と感嘆のため息を漏らしつつ、どのようにすればそうした要素を強くしていけるのか、苦難を克服していく秘訣は何かなど、多くの質問が続いた。中村氏は、「情熱を失わず、めげることなく前向きに努力していけばきっと救われる時が来ると信じて人生を送ることが重要」と語り、学生たちも大いに刺激を受けた講義となった。先輩の肝っ玉姉さんに続く後輩が育ってくることを期待したい。