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気仙沼市で「アクティブ・ウーマンズ・カレッジ」がスタート

多くの受講者が集まった第1講

震災復興支援センターが受託する宮城県気仙沼市の女性人材育成事業「アクティブ・ウーマンズ・カレッジ」が7月15日、同市で開講された。昨年度に続き2度目となる今回は、第1講を誰でも参加可能なオープン講座として実施。48人の受講者の中には、高校生や男性の姿も多く見られた。

「憲法って難しいものでしょうか?-22歳で起草に関わったベアテさんに聞いてみませんか-」と題して開講された第1講は江島晶子法学部教授が登壇。専門の法律家ではないベアテ・シロタ・ゴードン氏が起草に携わった日本国憲法第24条を取り上げ、憲法の成り立ちや仕組みを解説した。受講者たちは講座を通じて、憲法に対して抱いている「難しくて堅苦しい」というイメージが、「身近で、生活をより良くしてくれるもの」へと変わっていく体験を実感した様子だった。

当日は気仙沼市から菅原茂市長、明治大学震災復興支援センターから竹本田持センター長(農学部教授)、鳥居高副センター長(商学部教授)も出席。受講者に向けて、「自己実現や新しいことをはじめる第一歩として『アクティブ・ウーマンズ・カレッジ』を活用してほしい」と本事業のねらいを話し、多くの人に関心をもってもらえるよう呼びかけた。

本講座は全7講で構成され、第2講以降は市内の18歳から40歳代の女性を対象として開講。講座コーディネータの鳥居教授のほか、岸磨貴子国際日本学部准教授、大友純商学部教授(リバティアカデミー長)が登壇し、実践的な情報発信手法を学ぶ講座を実施する。
(社会連携事務室)