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リバティアカデミー校友会寄付講座「人間力の時代~資格不要の実現力」を開催

笑いを交えながら自身の経験談を披露した早川氏(左)

明治大学の生涯学習機関・リバティアカデミーは6月30日、SHGホールディングス(株)の早川周作代表取締役(2001年法学部卒業)を招き、校友会寄付講座「人間力の時代~資格不要の実現力~」を駿河台キャンパス・リバティホールで開催した。数多くの会社の経営に関わる早川氏が、展開する事業や経営者として重視する「人間力」について語った。

大学進学前に家業が倒産し家財を全て失うという経験をした早川氏は、明治大学在学中にアルバイトをきっかけに起業。卒業後には、政治家秘書を経て国政選挙に出馬するが次点に終わり、現在はSHGホールディングスの代表取締役を務めるほか、多数の企業の役員を兼務している。

講演は藤野公子氏(琉球大学客員教授)との対談形式で行われ、早川氏の手がける事業や経営者としての考え方が明かされた。これまで数多くのベンチャー企業を支援してきた早川氏は、「100社が起業すると97社は消えてしまう状況で、3つの大切なものを守る会社が生き残る」と指摘し、ベンチャー企業に必要な『志』『夢』『継続』の3点について解説した。対談の最後で「最も大切な人間力とは何か」と問われると、「自分一人の力はわずかなもの。一人でも多くの方に応援してもらえる『応援される力』が重要だ」と、自身の経験を振り返りながら語った。

早川氏の軽妙な語り口に会場からは時折笑いも起こるなど、和やかな雰囲気の中で経営者の視点を学ぶ機会となった。