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震災復興支援センター 福島県新地町「やるしかねぇべ祭」へ学生ボランティアを派遣

祭りの成功に向け力を尽くした学生たち 学生が企画した〝明大ブース〟

明治大学震災復興支援センターは、8月4日に福島県新地町で開催された「第8回やるしかねぇべ祭」へ、学内公募により学生ボランティア36人を派遣した。祭り主催スタッフの指導のもと、前日準備から祭り当日、そして翌日の撤収まで、猛暑の中、3日間汗を流した。

この祭りは、東日本大震災からの復興を祈念して2011年から始まり、本学と新地町との協定に基づき、これまでに多くの学生・教職員が運営補助に携わってきた。8回目となる今回は最終回という大きな節目となり、当日は約4万8000人が来場。今までにない多数のブース出店や恒例の50m流しそうめん、豪華アーティストによるライブなどが行われ、華やかな打ち上げ花火で盛大にフィナーレを飾った。

震災復興支援センターが、新地町での学生ボランティア公募を行ったのは今回で3回目。ボランティア経験がない学生にも参加の機会を設け、震災被害や復興の歩みに関心を持ち、継続的にボランティア活動に取り組めるよう内容を工夫してきた。特に今回は、勝田忠広法学部教授による福島第一原発事故の被害に関する解説や、新地町役場職員の協力のもと、同町の新たな町づくりを学ぶツアーを実施し、参加者の学びの要素をより強めた。さらに、過年度からの参加者には、滞在中の宿泊先として町内ホストファミリーでのホームステイを促すなど、自らの力で同町との持続的なネットワークを構築しようとする試みも行われた。

なお、8月にはこの学生ボランティア派遣事業のほか、体育会ローバースカウト部によるデイキャンプや、公認ボランティアサークル「しんちーむ」による小学生向けの特別企画授業などが実施され、多くの学生が新地町で活動を行った。
(社会連携事務室)