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未来に輝き続けていくために 理事長 柳谷 孝



向殿政男校友会長をはじめ、校友会の皆さまには日頃より本学の発展に多大なるご貢献を賜り、厚く御礼申し上げます。今月初めには記録的な豪雨により甚大な被害がございました中、広島、岡山、愛媛をはじめ西日本各地からも多数のご出席をいただき、改めて御礼を申し上げますとともに、被災された皆さまに衷心よりお見舞い申し上げます。

さて、今理事会も3年目を迎えましたが、2015年からの多摩テック跡地に関する裁判が結審いたしました。これに伴い2017年度決算では約10.3億円の費用計上がございましたが、おかげさまで企業の純利益に相当する基本金組入前当年度収支差額は、約14.1億円のプラスとなり、2016年度とほぼ同水準の黒字となりました。学納金収入や入学検定料の増加を筆頭に、かねてより取り組んでおりました本学が保有するアセットの見直しや、水光熱費等のコストコントロールが黒字の大きな要因となりました。

ところで、現在、海外からの留学生と地方出身の日本人が共に学び生活する場となる「明治大学グローバル・ヴィレッジ」の建設が、2019年春の竣工に向けて順調に進んでおります。また、和泉第二校舎の南側に、教養教育、初年次教育や国際教育の展開などの教学の設計コンセプトを基にした和泉キャンパス新教育棟を建設する準備が始まりました。そして、本年度より第2期中期計画がスタートし、最終年度である2021年には創立140周年を迎えます。創立150周年を見据えながら、創立140周年記念事業の準備も今年度より開始いたします。

全国の校友の皆さまには、母校明治大学が日本はもちろんのことアジアのトップユニバーシティとして未来に輝き続けていくために、引き続きご支援とご協力を賜りますようお願いを申し上げます。

結びになりますが、本学には経済的に大変苦境にある学生が多くおります。皆さまのお手元には未来サポーター給費奨学生からの「感謝のことば」抜粋版がございます。昨年この場で皆さまにご支援をお願い申し上げましたが、資料にございますようにご寄付の額が過去最高となりましたことにこの場を借りまして厚く御礼申し上げますとともに、本日の定時代議員総会の議事が円滑に進行しますことを祈念いたしまして、私のあいさつといたします。