Go Forward

フロントラインに立ち続けるために 学長 土屋 恵一郎



今年も各地の校友会支部総会に出席させていただき、歓迎をしていただきました。感謝申し上げます。こうして本日また皆さまにお会いすることができたことをとても嬉しく思っております。

先ほど校友会長及び理事長からお話があったように、明治大学は現在、非常にいいポジションにいます。先日、ロシアで行われたFIFAワールドカップの日本代表初戦日には本学校友である長友佑都選手の広告を朝日新聞の全国紙に掲載しました。決勝トーナメントに進出した際には朝日新聞号外にも掲載し、話題になりました。その長友選手の活躍は皆さまの記憶に残っているかと思います。また、明治大学の志願者数は今年12万人を超え、全国で3位の志願者数でした。併願の数を含まない「実志願者数」では全国で1位です。明治大学の存在感は非常に大きくなっています。

その期待に応えるためにも本学は現在、さまざまな取り組みを行っております。昨年、「明治大学学生海外トップユニバーシティ留学奨励助成金制度」を設立し、今年この制度を利用して6人の学生がハーバード大学やスタンフォード大学に留学をしています。また、フィリピンのマニラに「明治大学マニラ英語トレーニングセンター」を設立し、この夏には約30人の学生を派遣しています。来春には100人程度を派遣したいと考えています。さらに来年4月には留学生と日本人学生が共に生活し・学ぶ「明治大学グローバル・ヴィレッジ」が竣工します。

ただ、まだまだ学生へのサービスは足りておりません。進学ブランド力調査「志願したい大学(関東エリア)」ランキングで明治大学は総合2位という結果でした。男子学生が1位であるのに対し女子学生は4位で、昨年よりも順位を落としています。女子学生にさらに志願してもらうためにも施設面での改善が必要です。中野キャンパスにおいては図書館や課外活動等の施設が不足しています。残りの任期中にこれらの課題に向き合っていく所存です。

明治大学が今後もフロントラインに立ち続けるには、教職員と校友が一体となり、さらに前進をしていく必要があります。そのために、引き続き皆さまのご協力をいただきたいと思います。本日は、誠におめでとうございました。