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「和泉キャンパス新教育棟(仮称)整備計画」が始動

—— 校友の建築家・中村拓志氏が設計に参画

新教育棟設計プロポーザル時の提案外観イメージ(今後変更する場合があります)

和泉キャンパスにおける教室数の不足や教育施設の老朽化、さらには社会の激しい変化に対応し、総合的な知の基盤である「教養教育」を展開する“場”の創出に向け、「和泉キャンパス新教育棟(仮称)整備計画」がこのたび始動した。

8月に和泉キャンパス新教育棟(仮称)整備計画設計プロポーザル(技術提案書選定方式)を実施し、その後の審査委員会で、(株)松田平田設計を最優秀者に選定。9月12日開催の理事会を経て、25日開催の評議員会で正式に決定した。
本整備計画は、本学建築学科の創始者でもある建築家の堀口捨己氏設計による第二校舎および第三校舎の老朽化とバリアフリーの問題による建て替えが大きな課題。今回の提案では、(1)第二校舎の堀口捨己氏設計の精神と外観の継承を図り、その思想を先進的教育環境として発展させ新たな「学びの場」を生み出した点、(2)学生の学修や居住環境を考慮し、グループボックスなどの新しい教育空間を積極的に取り入れ、学生を主体とした点、(3)キャンパス内の調和や透明感のある外観により、新しい校舎内での学生の活動を可視化することで、シンボル性を表現した点などが高く評価された。
選定された(株)松田平田設計は、2011年度に和泉図書館の建設に携わるなど、実績がある。今回は、本学OBを中核とした設計チームを編成し、さらに堀口捨己イズムの継承に向けて、日本建築家協会賞はじめ各著名賞を受賞している新進気鋭の建築家・中村拓志氏(1999年理工学研究科博士前期課程修了)が協力者として参画する。

今後は、さまざまな学内部署との協議を経て、具体的な建物デザインを決定していく予定。

建設概要

延床面積 12,000m2を上限とする
建設位置 第二校舎の南側[国道20号(甲州街道)側]
収容施設 教室、ラーニング・コモンズ、講師控室、共用施設等
竣工時期 2022年3月(予定)
付随工事 第二校舎・第三校舎・第四校舎の解体、解体跡地整備