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来まっし 見まっし 寄るまっし 第54回「全国校友石川大会」を開催

母校支援を呼びかける向殿会長 ホテル日航金沢に移動し懇親会が行われた

明治大学校友会は9月30日、「明治はひとつ 来まっし 見まっし 寄るまっし 第54回全国校友石川大会」を石川県立音楽堂、ホテル日航金沢を会場に開催した。台風24号が接近する中、日本全国、大韓民国支部から約1000人の校友が参集した。

記念式典は、石川テレビ放送アナウンサーの伊藤雅雄氏(1976年政経卒)、北陸朝日放送アナウンサーの上野雅美氏(2006年政経卒)の2人が司会を務めた。冒頭、大会旗入場、国歌および校歌の斉唱、物故校友への黙とうに続き、中村驍大会実行委員長(校友会石川県支部)が声高らかに開会宣言した。歓迎のあいさつに立った校友会石川県支部の安井克郎支部長は、「伝統文化や豊かな自然など魅力あふれる石川をぜひ楽しんでいただきたい」と歓迎の意を表した。

大会会長の向殿政男校友会長は、関係者への謝意を示した上で、“明治はひとつ”のスローガンを改めて紹介。「明治大学の名の下に、年齢を越え、地域を越え、職業を越えて集い、仲間とともに母校そして後輩のために支援をすることができるのは、我々の誇りだ」と、さらなる結束を呼びかけた。祝辞では、柳谷孝理事長が登壇し、石川県ゆかりの本学の創設期を支えた杉村虎一に触れながら、『明治法律学校設立ノ趣旨』に謳われる「同心協力」の言葉を紹介し、「同心協力の思いを新たに校友の輪を広げていただきたい」とあいさつ。続いて土屋恵一郎学長は、総合数理学部の新設や文学部哲学専攻の開設、教養系新学部構想など、新しいことに挑戦し続ける明治大学の姿勢を強調し、「アジアのトップスクールとして歩むためには、校友との連携は不可欠だ」と訴えた。

来賓の谷本正憲石川県知事(中西吉明副知事代読)、山野之義金沢市長、今村健連合父母会長からの祝辞の後、全国の校友会支部長を代表して千葉県東部支部の小関道生支部長が登壇。来年10月6日に幕張メッセで開催される、「第55回全国校友千葉大会」をPRした。

最後は、明治大学ならびに校友会の発展を祈念して万歳三唱。石川県支部の武部興和副支部長が閉会のあいさつを行い、記念式典は幕を閉じた。

休憩を挟んで行われた記念講演では、「まちづくり都市 金沢」と題して金沢市前市長の山出保氏が講師を務めた。山出氏は、歴史と文化を大切にしながら、新しいことに挑戦した事例を示しながら5期20年のまちづくりや市政運営を紹介し、「金沢の魅力は歴史、文化の多様性。金沢らしさとは親しみ、癒し、こだわり、思いやり。今後も市民とともに共有していきたい」と締めくくった。